散弾銃。平和な日本では、主に用途は猟銃用となる。
ショットガンには二種類の弾丸があり、
広範囲に細かい金属球が広がる『ショットシェル』と、
大きい鉛の塊を撃ち出す『スラッグシェル』がある。
バイオシリーズでおなじみなのは前者で、
アメリカでは警察も装備しており、
敵が何人いて、どこにどう配置されているか分からない部屋に突入する際に使う。
ちなみにSWATのマニュアルによると、犯人が人質を盾にしている状況では、
人質から一番遠い場所、すなわち犯人の耳を狙って撃つことになっている。
絶対に人質も被弾すると思うのは筆者だけではあるまい。
自衛隊ではまだショットガンを採用していないが、
米軍では、ドイツの銃器メーカー、H&K社の『ベネリM3S90』を採用している。
バイオ2、3などに登場するショットガンはおそらくこれであると思われる。
1、GC版1、0に登場するのは、猟銃として著名な『レミントン』シリーズの1つか。
(追記)
バイオシリーズでは、対BOW用兵器として使われているからいい。
しかし、生身の人間が実際にショットガンで撃たれたらどうなるか。
至近距離なら普通は即死するが、下手に助かったらそれはもう悲惨である。
ショットシェルは、散弾のひとつひとつが非常に細かいため、
通常の弾丸で撃たれたときのようにそれらを完全に摘出することができない。
また、通常の弾丸で撃たれれば傷は創傷ないし裂傷となるが、
ショットガンで撃たれた傷は普通、縫合することすらままならない。
写真をみたことがあるが、筆舌に尽くしがたい上、
ちゃんと思い出すとまた夢に出てきそうなので…。
ライオンハート(2006-12-11)